日本環境機構

「持続可能な社会の実現」というテーマが世に問われてからというもの、短くない年月が経過しました。いま改めて周囲を見渡してみると、エコカー、エコバッグ、エコライフ等々、エコロジーをテーマにした製品・ライフスタイルが次々と登場するようになり、一昔前に比べると日本人の環境意識の在り方は大きく変容したようにみえます。
しかし、社会全体の流れの中でエコロジーが推進される一方、国民一人一人のレベルにおいては、環境についての独立した視点と知識を持つことができていないのが実情です。環境のために「すべきこと」はなんとなく知っていても、「何故すべきか」、「如何にすべきか」との問いに自信をもって答えられる人は少数です。
当然ながら、環境問題はすべての地球市民が協力して取り組まなければならない課題であり、環境について共に考えることは今後ますます大切なことになっていきます。そのための土台作りとして、充実した環境教育の場を提供し、人々の意識にエコの種をまくこと。それがささやかながらも私どもの使命です。